さて、プロテインについてvol.5になりますが…
今回はプロテインの王道「ホエイプロテイン」についてです。
「ホエイプロテイン」は誰しもがプロテインと言われて思い描くプロテインとなると思いますが
牛乳を原料とした動物性たんぱく質です。
ホエイとは、乳清と呼ばれる牛乳から乳脂肪分などを取り除いた水溶液で、イメージでいうとヨーグルトなどの上澄み部分からたんぱく質を取り出してつくられます。
他のプロテインと比べて、特徴を簡潔に挙げるならば
・体内への消化吸収が早い
・gあたりのたんぱく質量が多い
・必須アミノ酸やBCAAが豊富
という事で特性的に、筋肉の回復や成長を促したいトレーニー向けのプロテインです。
そして同じホエイプロテインでも、製法によって特徴がさらに変わってきます。
プロテイン飲用初心者の方は、ここの製法で選ぶべきといってもいいかもしれません!
「WPC製法」
濃縮乳清タンパク質といった意味で
・ホエイペプチド(アミノ酸が結合し吸収しやすくなったもの)やカルシウム、ビタミン等の成分も一緒に残る
・乳糖も残る為、乳糖不耐症の方はお腹をくだす可能性がある。
・たんぱく質含有量は70~80%程度
・比較的飲みやすく安価
「WPI製法」
分離乳清タンパク質といった意味で
・不純物がほとんどなく、たんぱく質含有量は80%~90%程度
・ホエイペプチド(アミノ酸が結合し吸収しやすくなったもの)やカルシウム、ビタミン等の成分は少ない
・乳糖もほとんど含まれない為、お腹をくだしにくい
・脂質も低め
・価格は少し高め
「CFM製法」
セラミックの膜でろ過する製法で
・乳糖などはほぼ取り除いて、ミネラルやビタミンは残っているWPCとWPIのいいとこどり
・脂質も低く、BCAAの含有量は豊富
・たんぱく質含有量は80%~90%程度
・価格は少し高め
「WPH製法」
加水分解乳清タンパク質といった意味で
・ペプチド状態なので消化吸収が非常に速い
・ミネラルやビタミン等の成分は少ない
・たんぱく質含有量は70%~95%程度
・BCAAの含有量は豊富
・価格は高め
王道のホエイプロテインを選ぶにも様々な特性があるので、なにを優先するかで決めるといいと思います。
お腹を下しなくない、コストが重要、吸収が早い方がいい、ミネラルやビタミンもとりたい・・・etc
その他「カゼインプロテイン」ですが
ホエイと同じ牛乳を原料とした動物性たんぱく質です。(牛乳に含まれる約80%はカゼインプロテイン)
・消化吸収が非常に緩やか(約6~7時間)
・グルタミンが豊富なので、腸の働きを活発にしたり、免疫を高める効果、筋肉の分解を防いだり、傷の修復もサポート
カゼインはデメリットでもある吸収が遅い事をメリットに、1日中血中アミノ酸レベルを高めるのにいいと思います。
ここまで長々と語ってきましたが、一概にプロテインといっても様々です!
自分の目的と生活に合ったプロテインをチョイスし、健康やいいカラダづくり頑張っていきましょう!!!